12月も後半に入り、いよいよ大掃除本番の時期がやってきました。
「家中を綺麗にしたいけれど、何から手をつければいいのか……」と、重い腰が上がらない方も多いのではないでしょうか。
素敵な暮らしをされている方が実践しているのは、ただ「汚れを落とす」ことではありません。それは、一年間で溜まった「視覚的なノイズ」を取り除き、新しい一年の幸せを迎え入れる「余白」を作ることです。
今回は、効率的な掃除のステップから、マインドセット、そして掃除の仕上げに欠かせない「記憶の整理」まで、で徹底解説します。
目次
大掃除を成功させる「準備とマインドセット」
いきなり雑巾を手にする前に、まずは「戦略」を立てましょう。大掃除の挫折の多くは、ゴールの見えない作業から生まれます。
「全部」を一日でやらない
秘訣は「小分け」です。
- 1日目:キッチン・水回り(重い場所)
- 2日目:窓・外回り(体力を使う場所)
- 3日目:リビング・居室(仕上げの場所)このように、3日〜1週間かけて段階的に進めることで、最後までモチベーションを維持できます。

「捨てる」と「磨く」を分ける
掃除の最中に「これ捨てる?取っておく?」と悩み始めると、作業が止まります。掃除の数日前に、まずは「不用品の処分」だけを終わらせておくのが、結果的に最短ルートになります。
空間を劇的に変える「3つの重点ポイント」
「整った暮らし」を作るために、特に注力すべきは以下の3点です。
① 【視覚の8割】「広い面」を徹底的にリセットする
部屋に入った瞬間の「空気感」を決めるのは、棚の中よりも「壁・窓・床」という広い面積です。
壁のお掃除方法
実は壁には、料理の油分や静電気で吸い寄せられたホコリがびっしり付いています。いきなり水拭きすると汚れが伸びたり、水に弱い素材を傷めてしまうため、気になる汚れはまず消しゴムを使って落としてみてください。
①基本の表面のゴミを取り除くドライ掃除
乾いた柄が伸びるタイプのハンディーモップやブラシ、ワイパーなどで上から下へホコリを払いましょう

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基本的にはこれでOK!
普段壁のお掃除をしていないならこれだけで、部屋全体のトーンが1トーン明るくなります。
②気になる汚れを落とし
手垢の黒ずみや、キッチン周りのハネ汚れなど気になる汚れを落とします。
基本は汚れを落とす(水or洗剤)→マイクロファイバークロスで洗剤を拭き取る→乾かす です。
洗剤を使うときはまずは中性洗剤から試すと壁紙を傷めにくいので試してみてください。
壁を傷つけないように優しく汚れを拭き取りましょう。
中性洗剤で落ちないときは弱アルカリ性の洗剤を薄めて使いましょう。
窓ガラスと「サッシの溝」
窓は「家の目」です。新聞紙やマイクロファイバークロスを使い、曇り一つない状態に。サッシの汚れをペットボトルブラシなどでかき出すと、家全体の「気」が通るようになります。
お掃除の順番は
窓のサッシ→外の窓→内の窓の順番
窓掃除で使った水が埃や塵が溜まったサッシに落ちてしまうとドロドロになり、掃除が大変になってしまうためです。

①サッシのお掃除
サッシ掃除の注意点は洗剤を使わないこと。
サッシの素材として使われているアルミニウムを腐食させる原因になり、洗剤の拭き残しがさらに汚れを吸着させてしまいます。
また、メラミンスポンなど研磨して汚れを落とすスポンジなども傷をつけてしまうので避けましょう。
サッシの汚れは水だけお掃除で落としましょう
- ハケや小さなほうきを使い、外側の窓ガラスについている埃を落とします。
- ハケや小さなほうきでサッシに溜まった汚れを掻き出し、掃除機で吸い取ります。(細かい溝や端は歯ブラシやなどを使いましょう)
- 水を流しながらブラシでこすり、固まった汚れを流しましょう。
- 水を拭き取り完了です。
②外側の窓のお掃除
外側の窓のお掃除も基本的に水で行います。
- 全体を軽く絞った雑巾で水拭きする
- こびりついた汚れがあれば落とす(場合によってはプラスチックの定規のようなもので落とす)
- スクイージーを使って水滴と汚れを落とす。
- マイクロファイバークロスで仕上げ拭き(乾拭き)をする。
③内側の窓のお掃除
内側の窓は皮脂汚れがついていることがあるのでお掃除はお湯(42度位)で行います。
- 窓ガラスの前に鍵や取っ手などを拭きます。必要があれば中性洗剤を使って汚れを落とし、しっかりと拭き取りましょう。
- 42度くらいのお湯で雑巾を濡らし、軽く絞って水拭きする。
- スクイージーで水と汚れを落とす。
- マイクロファイバークロスで仕上げ拭き(乾拭き)をする。
床の「巾木(はばき)」まで磨く
壁と床の境目にある「巾木」。ここに乗っているホコリを落とすだけで、空間の輪郭がキリッと引き締まります。
壁紙同様、材質によっては水拭きに向かない素材もあるので、ハケやミニブラシなどで汚れを落とすのがおすすめです。
② 【生活感の源】「光る場所」と「水平面」を磨き上げる
「生活感」を抑え、上質な空間に見せるコツは、光るべき場所を光らせることです。

水回りの「光沢」を復活させる
蛇口、シンク、鏡。ここの水垢をクエン酸や専用の磨き剤で落とすだけで、家全体が「手入れされている」印象になります。
蛇口のお掃除
水が出てくる蛇口は口に入っても安心な天然素材でお掃除しましょう。
カビが生えている場合はまずカビを落とします。
使い終わった歯ブラシなどで磨けば軽いカビは落とすことができます。
それでも落ちない場合はクエン酸水(水100ml +クエン酸小さじ1/2)×重曹×歯ブラシで落としましょう。
ステンレス製の蛇口の場合、メラミンスポンジで綺麗になることがほとんどだと思います。
頑固な水垢にはクエン酸パックをしましょう。
- クエン酸水(水100ml +クエン酸小さじ1/2)をかけたキッチンペーパーを蛇口全体に貼り付ける。
- キッチンペーパーの上からラップを巻き付け1時間ほどおく
- ラップを取り、キッチンペーパーで全体をこする。
- クエン酸水を洗い流し、拭き上げ完了
シンクのお掃除
シンクのお掃除を始める前にまずしっかりおうちのシンクの素材をチェックしてくださいね。
大理石や人口大理石などの素材は傷つきやすく、洗剤とも反応しやすいため掃除の仕方には注意が必要です。
また、ホーロー製のものも、傷から錆が出ることがあるため、研磨剤などの使用には注意が必要です。
一般的なステンレスのシンクの場合はメラミンスポンジが有効です。
洗い始める前に50度位のお湯をまんべんなくかけてから洗うと、油汚れが溶かされ落ちやすくなります。
キレイなシンクを維持する一番の秘訣はマメにお掃除をすること。
撥水コーティングをして、キレイを維持するなんていう方法もあります。
鏡のお掃除
洗面所の鏡はまだしも困っちゃうのはお風呂の鏡ですよね。
キレイの1番の秘訣は水滴を残さないこと!(既出のスクイージーなどを使いましょう)
けれどすでに汚れているならキレイにするしかありません。
拭いても洗ってもなかなか取れないウロコ汚れをキレイにして新年を迎えましょう!
鏡汚れにメラミンスポンジは絶対NG!
(私昔の家で使っちゃった。。。)
基本的なウロコ汚れの原因は2つあり、厄介なことに落とし方が異なります。
まずは先ほどもご紹介した『クエン酸水パック』をして第一のウロコ汚れを落とします。
パックに使ったキッチンペーパーもですが、ラップでも擦ると汚れが落ちます。
汚れを落としたら水で洗い流し、最後にマイクロファイバークロスで仕上げ拭きをします。
ここでピカピカになればOKです。
ここまで終わってぶつぶつ汚れが残っているようなら今度は『重曹水パック』をしましょう。
やり方はクエン酸パックと基本的に同じです。
水100mlに対して重曹小さじ一を入れた重曹水を作り、1時間パックし、先ほどと同じようにラップとキッチンペーパーを使って汚れを落とした後に洗い流し、仕上げ拭きをし完了。
「水平面」に物を置かない
ダイニングテーブルの上、カウンター、棚のトップ。これらの「水平な面」に物がない状態を作るだけで、ホテルのような静寂が生まれます。
③ 【空気の整え】カーテンとファブリックの洗濯
どんなに床が綺麗でも、布製品が汚れていると空気は淀みます。
カーテンを丸洗いして、濡れたままレールに干すと、部屋中に洗剤の清々しい香りが広がり、「大掃除が終わった!」という実感を五感で味わえます。

大掃除の合間の「心の栄養」。15分の記憶整理術
掃除に疲れて手が止まったとき、スマホを眺める代わりに実践してほしいのが、「スマホのカメラロールの大掃除」です。
「撮りっぱなし」を「一生モノ」に変える
私たちは一年間で膨大な数の写真を撮ります。しかし、その多くはデジタルデータの波に飲み込まれ、二度と見返されないことも少なくありません。

- 「削除」する勇気:似たような連写、ミスショットを消すだけで、スマホの容量と共に心も軽くなります。
- 「ベストショット」を3枚だけ選ぶ
- 家族で笑い転げた瞬間
- 自分の背中を押してくれた景色
- 子どもの何気ない寝顔この「選び取る」という作業こそが、一年間の自分を肯定し、家族の絆を再確認する大切な時間になります。
掃除の仕上げに、「心のゆとり」を飾る
大掃除を終え、真っさらになったお部屋。
その時、あなたは何を感じるでしょうか?
「綺麗になってよかった」という達成感の次にやってくるのは、「この状態をずっと保ちたい」「この空間をもっと愛おしくしたい」という想いです。
和紙写真で、空間に「ぬくもり」を灯す
ミニマリズムのように「何もない」ことが正解ではありません。
整った空間に、先ほど選び出した「最高の一枚」をひとつだけ飾ってみる。

BONDSの和紙写真は、一般的な額装写真とは異なり、空間に「溶け込む」のが最大の特徴です。
ガラスの反射がないため、どの角度から見ても写真が優しく、照明の下でも目が疲れません。
掃除をしたての真っ白な壁に、手漉き和紙の凹凸がわずかな陰影を作り、お部屋に「奥行き」と「体温」を与えてくれます。
大掃除は、自分を愛するための儀式
大掃除は、単なる家事ではありません。
それは、一年間頑張った自分と家族に「お疲れ様」を言い、新しい一年を心地よく迎えるための儀式です。
モノを減らし、汚れを落とし、最後に「本当に大切な記憶」を壁に飾る。
その瞬間、あなたの家は世界で一番安らげる場所になります。
今年の大掃除の仕上げに、あなたは何を飾りますか?
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